漢字一覧（部首：十）

「常用漢字表」（平成二二年）では、「ジュッ」とも読む（「十回」など）。 🔼

【参考】金銭証書などで、「千」の代わりに「仟」「阡」を用いることがある。
【由来】漢字の「千」が変化して片仮名の「チ」になった。 🔼

【由来】漢字「午」は、象形文字で、杵（きね）の形を模したものです。
元々は「杵」の形を表していましたが、後に十二支の「午」として、動物の馬を意味するようになりました。
また、時刻の「午」は、一日のうちの正午（12時）を表し、午前と午後を分ける基準となります。
【参考】午と馬について
「午」は十二進法では前半が終わり後半がはじまる位置にあって、前後の交差する数のことをいう。 五（十進法で前半と後半との交差する数）と同系のことば。
「馬」に当てたのは農民がおぼえやすいように十二支に動物を配した秦漢の農歴の影響で、本来は「馬」とはなんの関係もない。 🔼

【由来】漢字「半」は、象形文字の「牛」と会意文字の「八」を組み合わせたものです。
「牛」は牛を正面から見た形、そして「八」は物を分けることを表します。
この二つを組み合わせることで、「大きな牛を二つに分ける」、つまり「半分」という意味を表す漢字「半」ができました。 🔼

【由来】漢字「南」の字源は、元々は鐘のような形をした楽器を描いた象形文字です。
この楽器は、南方の民族が祭祀などで用いていたもので、そこから「南」という文字が生まれました。
また、「南」は、日当たりの良い方角、暖かい方角という意味も持つようになりました。 🔼

【由来】漢字「協」は、「十（おおい）」と「劦（力が集まる）」から成り立つ会意形声文字です。 🔼

【由来】漢字「卒」は、「衣」と「十」を組み合わせた会意文字で、粗末な衣服を着た十人単位の雑兵、つまり下級兵士を意味していました。
そこから、物が小さくまとまる様子や、物事が終わる、という意味に派生し、さらに「死」を意味する言葉としても使われるようになりました。 🔼

【由来】漢字「博」は、「十」と音符「尃(フ)」から成り立つ形声文字です。
「十」は「多い」という意味、「尃」は「ひろげる」という意味を表し、全体で「広い」や「ひろめる」という意味を表します。 🔼

二つの十を表した字。 🔼

十を三つ合わせた形。 🔼

三つのくさを合わせてすべての草の意を表している字。 🔼