漢字一覧（6画）

【由来】漢字「羽」は、鳥の翼を模した象形文字で、もともとは鳥の翼全体を表していました。
そこから、鳥の羽や、転じて翼のあるものの総称として使われるようになりました。
また、音を表す要素としても使われています。 🔼

【由来】「色」は会意文字で、「爪（手）」と「卩（ひざまずいた人）」から構成されています。 🔼

【参考】「安」の草書体が平仮名の「あ」になった。
【由来】漢字「安」は、会意文字であり、もともとは「家（宀）」の中で「女性（女）」が落ち着いている様子を表し、そこから「やすらか」「落ち着いている」という意味を持つようになりました。 🔼

【由来】漢字「両」、「一」と「㒳」（二つに分ける）を組み合わせたものです。
これは、一つのものを二つに分ける様子を表しています。 🔼

【由来】漢字「血」の字源は、皿に盛られた生贄の血を象形したものです。
篆書体では、皿の中に血が溜まっている様子が描かれています。
この字は、神への供物としての血、または誓いの証としての血を表していました。 🔼

【由来】「全」は「王」という文字に「入」という文字が組み合わさった形をしています。
これは「王国に入ることで完全なる保護を受ける」という意味を象徴しており、そこから「全て」「完全」という意味が派生しました。 🔼

【由来】漢字「羊」は、羊の上半身、特に角を正面から見た形を模した象形文字です。
羊は古くから家畜として親しまれ、神への捧げ物としても用いられたため、「美しい」「良い」といった意味も持つようになりました。 🔼

【由来】漢字「曲」は、象形文字で曲がったものを表す「𱍫」に音符の「玉」が組み合わさってできた形声文字です。
元々は「まがる」という意味を表し、そこから派生して「よこしま」「不正」「音楽の節」などの意味で用いられるようになりました。 🔼

【由来】漢字「有」は「手で肉を捧げる様子」を表し、そこから「ある」「持つ」という意味になったと考えられています。 🔼

【由来】「次」の左側「冫」の部分は、現在では斜めになってますが、元々は横棒２本でした。
横棒２本で「並ぶ」ことをあらわし、「欠」は「体をかがめる」ことをあらわします。
体をかがめて並ぶことから、「次の順番を待つ」の意味になりました。 🔼

【由来】漢字「式」は、戈（ほこ）と弋（しき・いぐるみ）を組み合わせた形声文字です。
元々は祭祀や儀式で使われる戈のような道具を意味していました。
そこから、規則や作法、型といった意味に派生し、現在では様々な意味で用いられています。 🔼

【由来】漢字「死」は、古代文字の「歹（がい、また『歹』）」と「匕（ひ）」の組み合わせで、「歹」は「死んだ人の骨」や「死骸」を意味します。
「匕」は「人がひざまずく姿」を表し、全体で「死んだ人の姿」を表していると考えられています。
「歹」は「亡」と関連があり、「亡」は「人が倒れて亡くなる姿」を象形化したものとされ、死を意味する漢字として使われます。 🔼

【由来】漢字「向」は、「卿」や「郷」を借りて「向」を表していたという説があります。 🔼

【由来】漢字「列」は、刀と音符「歹(レツ)」から成り立っています。
もともとは「順に分解する」「さく」という意味を表し、そこから「つらねる」「つらなる」という意味に転用されました。
部首は「歹(かばねへん)」ではなく、「刂(りっとう)」なのもこの為です。 🔼

【由来】漢字「守」の字源は、宀（家・建物）と寸（手）の会意文字で、家の中で手を使って物事を守る様子を表しています。 🔼

【由来】漢字「州」は、川の中にできる中州（なかす）の形を象ったものです。
もともとは「洲（す）」の意味で、中州や島を表していました。
それが転じて、区域や国などの意味でも用いられるようになりました。 🔼

【由来】漢字「成」は、戈（まさかり）と丁（てい、とがったもの）を組み合わせた会意文字です。
元々は武器で何かを成し遂げる、つまり「なしとげる」「しあげる」という意味を表していました。
時代が経つにつれて、物事が完成する、成長する、整うといった意味にも使われるようになりました。 🔼

【由来】「灯」という漢字は、火を意味する「火」と音符「丁」が組み合わさった形声文字です。
元々は「燃え盛る火」を意味していましたが、次第に「ともしび」や「あかり」といった意味で使われるようになりました。
【参考】行灯(あんどん)、提灯(ちょうちん) 🔼

【由来】「兆」は、古代中国で行われた亀卜（キボク・かめうらない）の際に、亀の甲羅を火で炙ってできる割れ目を観察し、吉凶を占うことから生まれました。
甲羅に現れる割れ目の形を簡略化して表したのが「兆」の字です。
「兆」は、元々「きざし」「前触れ」といった意味を持ち、物事が起こる前の予兆や気配を表していました。 🔼

【由来】「好」という漢字は、「女」と「子」が組み合わさった会意文字です。
女性が子供を慈しむ様子から、対象を「このむ」「愛する」という意味を表すようになりました。 🔼

【由来】漢字「印」は、ひざまずいた人を手で押さえつけている形を表す「卩（ひざまずく）」と、手の形を表す「爪（そう）」から成り立っています。
この組み合わせから、手で押さえつけてひざまずかせ、しるしをつける様子を表しています。 🔼

【由来】漢字「老」は、年老いた人を表す字で、字源は「耂」と「人」の会意文字です。
意味は「おいる、ふける、年をとる、歳を重ねた人」などです。 🔼

【由来】漢字「共」は、両手で物を捧げ持つ様子を表す会意文字です。
両手を合わせて物を捧げ持つ形から、「ともに」という意味を表すようになりました。
また、神に供えることから、「供える」や「ともに」といった意味も派生しました。 🔼

【由来】漢字「争」は、二人が棒のようなものを引っ張り合う様子を表し、「あらそう、ひきあう」などの意味を持つ漢字です。
二つの「又（手）」で棒状のものを引っ張り合う様子を象形的に表した会意文字（複数の意味を表す漢字を組み合わせて作られた文字）です。 🔼

【由来】漢字「各」は、「神が降りる場所」を意味する「口」と、「神霊などが降りる」ことを意味する「夂」が組み合わさって、天から神が舞い降りる様子を表していました。
そこから、「それぞれ」という意味で用いられるようになったと言われています。 🔼

【由来】漢字「伝」は、旧字体の「傳」であり、会意形声文字です。
「專（セン）」は「ぐるぐる回る」という意味を表し、全体で「人から人へ、物事をぐるぐる回すように伝える」という意味を表します。 🔼

【参考】「衣」の草書体が平仮名の「え」になった。
【由来】漢字「衣」は、衣服の襟（えり）の形を表す象形文字です。
そこから転じて、衣服全般や、身につけるもの全般を意味するようになりました。
また、古代中国では、衣には霊力が宿ると考えられており、衣を身につけることで、その霊力を受け継ぐという意味もあったとされています。 🔼

【由来】漢字「仲」は、「人」と「中」を組み合わせてできた形声文字です。
「中」は「あいだ」を意味し、全体で「人と人との間、兄弟の真ん中」という意味を表します。 🔼

【由来】漢字「仮」は「人」と「叚(カ)」(かり)という字が組み合わさってできています。 🔼

【由来】漢字「因」は、会意文字で、もともとは「しとね」を意味する「囗」と、人が寝ている姿を表す「大」が組み合わさって、敷物の上に人が寝ている様子を表しています。
人は眠りが元になることから、『元になる』、『因る（よる）』、『ふまえる』の意味が生じました。
そこから「たよる」「もと」「わけ」「ついで」といった意味へと発展しました。 🔼